北回帰線からこんにちは

ほぼ北回帰線の下――台湾高雄での暮らしや仕事のことを書いています。

台湾の本を日本で読むには(更新)

読書の秋ですね。

今日は、日本在住の方が台湾の本を読む方法を紹介します。 

紙の本

以下のECサイトは日本まで配送してくれます。本以外のものも売っています。送料が別途かかります。 

博客來

重量に応じた配送料がかかります。配送料の計算はこちらの表の通りです。

決済の時に海外結帳を選ぶと自動で送料を計算してくれます。簡単ですね。

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クレジットカードで支払いができます。

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2kgの場合、送料・手数料が550元(約2000円)かかりました。

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PChome 全球購物

海外配送料、支払い方法などはこちら。配送料は博客來のほうが若干安いです。

元がPC関係のECサイトなので、本以外の商品が充実しています。国内24時間配送が売りの会社ですが、日本にも2~3日で届くそうです。

支払いはクレジットカードやPaypalに対応しています。

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個人的には台湾にも進出している楽天のポテンシャルに期待しているのですが、今のところ直接日本に配送はしていないようです。

電子書籍

台湾にはAmazonがありません。よく知られているサービスで台湾でも使えるのはApple books、楽天KoboGoogle play booksになります。

Apple books 

この方法は楽天KoboGoogle Play booksと違って、台湾に来る必要がないので、iPadユーザーにはおすすめです。

iOSユーザーの方はご存知の通り、iOSのAPPストアは国別になっていて、他国のアプリはDLになってるのですが、Apple アカウントの住所を変えることでDLできるようになります。試してみたら、Apple Booksでも、日本住所のアカウントで日本の本を台湾住所で台湾の本がDLできました。

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 ただ、ちょっと見た感じだと本がとても少ないような気がします。その辺がどうかなという感じですね

 

Google play books

これも楽天同様、ハードルが高いのですが、一応、以下の方法で見られます。

  1. 新たにGoogle playアカウントを作成し、スマホから国を台湾に設定します。元のアカウントを変更してもいいのですが、一度国を変更すると1年ぐらいは再度変更できなくなるので、新しいアカウントを作る方をおすすめします。
    なお、Google playで国名を台湾に設定するにはスマホの位置情報が台湾である必要があるため、台湾にいないと設定できません。台湾に旅行に行った時設定するか、台湾在住の人に頼んでアカウントを作ってもらう必要があります。
  2. Google Play の国を変更する - Google Play ヘルプ
  3. 読みたい本を購入して、Google play booksアプリで読みます。
楽天Kobo

楽天Koboの本を購入することはどこの国にいてもできますが、違う国で買った本はアプリにダウンロードできません(本棚に出てこない)。ただ、例外的に端末の設定をその国で行った後、別の国に移動した場合はそのまま見られる場合もあるようです。日本で楽天Koboをセッティングした私のFire7では日本のKoboの本が見られています。台湾に行った時にセッティングしてもらうか、もし知り合いに端末をセッティングしてもらう必要があります。ただ、それでも絶対大丈夫という保証はありません💦 

 その他

台湾独自の電子書籍サイトもありますが、使ったことがないのでよくわかりません。

 

ちなみに電子書籍は紙の本よりかなり安くて、漫画なら、紙の本が一冊NTD85元(約380円)なのに対して、一冊たったのNTD55元(約200円)ぐらいです。買えるなら電子書籍で買いたいですが、ハードルがちょっと高めですね。

 

 

劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見てきました!
 
公開されていた映画の冒頭10分の部分を見て、ぜひ映画を見に行きたいと思ったのですが、テレビアニメの1話から予習していたので、上映終了間際にようやく駆け込みで見に行くことができました。
 
ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を一言で説明すると「道具」と言われた少女が、代筆の仕事を通じて、言葉を獲得しながら「人間」である自分に気付いていく物語です。日本語教師としてもかなり興味深いストーリーなのです。
今回の映画はその物語の最終章に当たるので、テレビアニメを見ておいてよかったなと思いました。
 
 
テレビアニメもそうでしたが、映画版はそれに輪を掛けて、物語も、絵も、音も、すべてが美しい世界でした。
放火事件の悲しみを経て、素晴らしい作品を届けてくれた京都アニメーションに感謝しかありません。
 
台湾人の学生の友人は12回も見たのだとか!
すごい!
 
テレビアニメ版と特集編と前作映画はNetflixで見られます。
みなさん、ぜひ見てみてください。
 
 

中国語読み上げ比較【PC編】

中国語の音読カフェで、WordやGoogle Documentで読み上げができるよ、と教えていただいたので、いろいろ試してみました。

ちなみに以前は私は有料ソフトのWorld Voiceを使っていたのですが、技術が急速に進歩していて、数年前の有料アプリよりも最新の無料アプリのほうがレベルが高いということで、乗り換えることにしました(´・ω・`)。

 

 

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便利になったWord(2019)

Word2019では「校閲 > 音声読み上げ」で読み上げてくれます。

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youtu.be

 

youtu.be

いきなり日本語で話しはじめてびっくり😅

言語の判別が微妙なところではありますが、悪くはなさそうです。発音はややゴツゴツしているものの、聴けるレベルです。声や速度は右の方に出てくる設定ボタンで変更できます。

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Google Document

最初に「ツール>ユーザー補助設定」で「スクリーンリーダーのサポートを有効にする」をONにします。すると、「ユーザー補助機能」のタブが出現して、読み上げを使えるようになります・・・・、なるはずなのですが、私のパソコンではうまく動作しなかったので、品質について検証できませんでした。Google翻訳についてくる読み上げと同じものなのではないかと思います。

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youtu.be

 

Chromeユーザーなら拡張機能 Read Aroud

Chromeブラウザ用では、拡張機能のRead Aroudが気に入っています。多言語に対応しており、言語を自動で判別し、クリック一つで読み上げてくれるので便利です。 発音はGoogleと同じかな。ピッチや速度の調節もできます。

chrome.google.com

youtu.be

 

 Google Documentの読み上げもできます。

PDFファイルもChrome ブラウザから開けばOKです。

youtu.be

 

自然な読み上げMS Edgeブラウザ

意外にも(失礼)良かったのがMicrosoft Edgeブラウザ。

ディクテーションではGoogleに惨敗していたけど、見直したわ微軟!

 

全文読み上げは右上の「…」から「音声で読み上げる」を選択、

部分読み上げは右クリックしてメニューから「選択した部分を音声で読み上げ」を選びます。

読み上げのなめらかさでは、ほぼ一人勝ちと言ってもよいレベル。特に、Chinese(Natural)はピカイチで、その他の音声もGoogleに比べてナチュラルです。

読み上げ速度も自由に変更できます。

PDFもEdgeで開けば読み上げてもらえます。

残念ながらWordはEdgeでは読み上げられませんが、次に紹介する音声合成システムAzureのデモページに貼り付けて読み上げてください。

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youtu.be

 

イチオシ!MS Azureのデモページ

Wordファイルなどは、Edgeに使われている音声合成システムAzureのデモページにテキストを貼り付けて読み上げができます。何文字までできるか試したのですが、余裕で1万文字以上大丈夫なようです。これ、Wordの読み上げ機能に組み込んでくれないかなぁ……。

 

台湾華語(Tiwanese Mandarin-曉雨)へのショートカットはこちら

azure.microsoft.com

簡体字(Mandarin, Simplified-晓晓)へのショートカットはこちら

azure.microsoft.com

Edgeで「Natural」と同じ声が、こちらでは「Neural」になっています。

 

日本語読み上げのショートカット

azure.microsoft.com

 

語学教師のネイティブ・ノンネイティブ論争に思うこと

これは論争か?

言語学習に関して、しょっちゅう議論になることの一つに「ネイティブ教師を選ぶべきか、ノンネイティブ教師を選ぶべきか」という話題があります。よくあるフレームはこのようなものです。
 
「正確な発音や文法で話せるからネイティブがいい」
  vs
「ネイティブはその言語を勉強したことがないから文法や発音の説明ができない」
 
本当にそうでしょうか。
 
「できる=教えられる」ではありません。
 
単にその言語が話せる「だけ」のネイティブでは外国人にその言語を教えられないのは、言うまでもありません。
大人の学習者は、どうしてネイティブがそう話すのか、理屈を理解する必要があるからです。どのようなトレーニングを汲めば習得に結びつくかも考えなければなりません。
 
しかし、それはノンネイティブにも言えることです。
 
「学んだ経験がある=教えられる」なのであれば、教育学部も教員養成課程も要りません。「名選手名伯楽にあらず」という言葉も存在しないし、イチローコーチングを学ぶこともなかったでしょう。 
 
 
学習者には個性があります。私は歴史が好きで好きでしかたがなくて、外国の地名や人名を覚えるのがとても楽しかったのですが、たぶん世の中にはそんなのは苦痛で仕方がないという生徒のほうが多いでしょう。一方で数学が分からずにひいひい言っている私を尻目に、数学の授業が簡単すぎて暇で仕方ないとぼやく同級生もいました。
 
学習者は一人一人違います。母語によってある程度の傾向はあるにせよ、必ずしも同じポイントでつまずくとは限りません。学習の目的も、学習に割ける時間も違います。好みの学習方法も違います。こつこつ単語を覚えるのが好きな学習者もいれば、アニメを見るのが好きな学習者もいます。
 
ですから、教師自身の学習経験だけに頼っていては、効果的に教えることはできないのです。
 

「教え方を学んだ人が教えられる」

 ネイティブ信仰を利用して雑な商売をしている外国語スクールには困ったものだなと思いますが、ネイティブ教師がみんな素人なわけではありません。
 
私は日本語ネイティブの日本語教師です。勉強しているので、日本語文法の説明はできます。いちおう学習者の母語(中国語)で教えることもできます。もちろん、台湾人の先生のようにおもしろい説明はできませんが、そこはイラストやカードを使って視覚的に補っています。一方でネイティブの強みもあります。それは本で読んだ文法の説明を自分の頭の中の大量のデータベースと突き合わせて深いレベルで検証できることです。
 
一方、私は中国語はノンネイティブで一応上級者(C1)ですが、「中国語を教える」ことはできません。以前、中級レベルの日本の友人に補語がわからないから日本語で説明してほしいと言われたのですが、「なんかこんなイメージ!」みたいな適当な説明しかできなくて、その後、ネイティブの先生のところに駆け込んで教えを請いました。
 
台湾人の夫は日本語ノンネイティブ(N1持ち)で、片手間に初級の日本語を教えたりしていますが、文法の説明はちょっと危なっかしいところがあり、私が晩ご飯を食べながら夫に文法を解説することもしばしばです。
 
要するに、ネイティブでも勉強すれば説明できるし、ノンネイティブでも勉強しなければ説明できないのです。
 
つまり実際はこうなのです。
素人のネイティブ教師
学んだプロのネイティブ教師
素人のノンネイティブ教師
学んだプロのノンネイティブ教師
そして、同じプロでも経験も違うし、得意分野も違います。学習者が何をどのように学びたいのかによって、「いい教師」は違います。
 
実際はネイティブの先生も、ノンネイティブの先生も、教えるために日々努力をしているのです。

教師のアイデンティティって?

そもそも教師のアイデンティティって、「文法の説明ができる」とか「正確に発音できる」とかなのでしょうか。
 
 
「発音」を聞かせてまねさせるだけなら、CDを聞けばいいし、今なら動画だってたくさんあります。しかし、それだけでは正しい発音が「できる」ようにはなりません。音を正しく認識する耳を持つにはどうしたらいいか、どのように発音をイメージしたらいいのか、どうやったら正しい口の形や調音点に意識を向けられるか、そのための日々のトレーニングのプログラムなどが必要になっています。
 
「文法の説明」は参考書に書いてあります。言葉で説明して理解できる文法は参考書を読めば理解できます。
 
 
私は、言葉で理解できる文法はあっさりと、言葉で理解できない文法は直感的に理解してもらうために、絵を使ったり、アクティビティをしながら感覚を理解してもらい、あとは練習に時間を割いています。頭でだけ理解している文法は使うことができません。
 
「教師がいかに説明するか」ではなく、「学習者がいかに外国語を習得するか」のほうが、ずっと大事なのです。
 
ネイティブ、ノンネイティブにかかわらず、すばらしい先生は大勢います。それぞれに強みはあるにせよ、結局は「外国語教育」にきちんと時間と頭とお金を使っている人が「教師」と言えるのだと思います。
 
ネイティブ教師もノンネイティブ教師もお互いをリスペクトしあってよい協力関係を結ぶことが学習者を幸せにするのではないかなと思っています。
 

日本語の多読多聴多看に使えそうなサイトまとめ(2020/11/09更新)

リストの作成には、NPO多言語多読をはじめ、多読関連のサイトを参考にさせていただき、またその後発見したサイトも加えています。このリストは随時更新しています。

 

 目次

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